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ジャパニーズメン。

愚痴記事だけでは味気ない。
私はなんだかうんざりで、それを見る方々もうんざり。何一つ幸福を生み出さない。
不幸の量産はそろそろ止めましょう。美しいものを!

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まぼろしのミントコンディション、30sビンテージスペクテイターシューズ!
・・・・・・を、再現した、80s~90s前半の靴です。
見れば解りますね。これを手に入れた当初、感動的なものを覚えたものですが当時モノを手に入れてしまっている、見てしまっている今となっては、物足りなさを覚えます。流石に当時モノではないのは明らかです。

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出所はジュビリーシューズ。日本でロカビリー靴をばんばん作り、その道では伝説で通っていた靴会社。
しかし・・・これはこれで頑張っていると思います。ギザキャップであるところ、靴紐の穴は多く、パンチもそれっぽくやっています。
悪くないよねー。むしろ結構良いです。

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出し縫いだってこのレベル。今このレベルで、当時の価格(3~5万円)で出せれば、紛れも無く名店です。
でも惜しい!当時の再現にしては、ぼってりしすぎ。ステッチが甘すぎ。30sなら最低二重縫いを・・・。そしてアッパーの革と違う色の糸を使う勇気がほしかったです。

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ヒールの吸盤っぽいデザインも、正に当時の靴を解っている方の造りに違いありません。絞りも意識したのが解ります。そしてしっかり革底。ポイントはちゃんと抑えています。抑えているのですが、だからこそ細かさが気になってしまうところでもあります。

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当時からして、この靴はあんまり売れなかったそうです。ジュビリーシューズ、渾身の一撃だったにも関わらず・・・。
案外、解っていたからこその扱いなのかもしれません。これで当時を再現し、細くしゅっとすれば、ナニコレ度が増し、ステッチを増やしてもコストで偉い事になるのでしょう。会社は火の車と化し、経営は自転車。悪魔のカーチェイス。
もしもこれが売れたのならば、もっと精度の高いものが産まれたのかもしれません。そう考えると、惜しい一品なのかもしれません。
それにもしもこの会社が生きていれば、今のビンテージ靴ブームに一石を投じてくれたのでは?
偉そうに贅沢を散々言いましたが、国産でこのレベルの、「解っている」スペクテイターが出てきたことに、感謝して手を合わすべきなのかもしれませんね。
センキュージュビリー。エーメン南無阿弥陀仏。
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コメント

確かに、正直、ちょっと惜しい感じがします。
でもステッチ幅は当時のミシンじゃないと難しいでしょうし、気にせず履けるという意味では良いのではないでしょうか。
私はアールデコ靴が好きですが、やっぱり古い靴って気を使うので…

とここまで書いて、じゃあ今アールデコ風が出てたら買うか?と問われると買わないかもしれません笑。
比べる相手がいけませんね。

吸盤なのは気合を感じます。
わざわざ開発して作っているわけで、結構お金かかっているんでしょうね。

No title

ヴィンテージシューズをそっくり再現するのは、企業としては勇気がいることでしょうね。
今の流行や今の普遍性と一致しない場合が多いですから。売れてなんぼですよね。
だから、「ヴィンテージの要素、雰囲気を取り入れた」程度で世に出すんですね。「makers」はそういうブランドですよね。

そっくり再現を目指すなら個人的にオーダーするしかないでしょうね。これも職人の感性との闘いで、うまくいくとは限りませんけど。

No title

>HALさん
これを買ったのはビンテージ靴収集を始めた初期の初期でしたね。まだインペリアルを安く勝って大喜びしていた懐かしの時期です。
まさか今となっては本物を手に取るなどとは夢にも思ってなかった時期に買ったものですね。かつては一番好きだった靴ですが・・・目も肥えたものです。減点方式だけで見ると結構駄目ポイント高いんですよね。
気軽に履けるスペクテイターとして見るといいんですけれどね。

吸盤なのは凄いですよね。ここは間違いなく相当のコストがかかっていると思います。
ミニマムいくらで工場に頼み込んだのか・・・あとこういうヒールは、角度調整ミスなどが非常に目立つ職人殺しの一つで、嫌がられるタイプだそうです。
そういうのをちゃんとやっている以上、間違いなく高い志によって造られたものなのでしょう・・・。(余っているならヒールだけでも売ってほしいくらいです・・・)

No title

>なおけんたさん
古いものを造ってくれー。という相談は過去に数知れず。大体は、「無理」という一言で締め括られました。
現実そんなもんを買う物好きは稀も稀でして、最近に合うもの。とう、無難で悪くないけれど・・・面白くない・・・・・・。ばかりが採用されると何度も言われました。
makersも技術的に考えて、そっくりなものはいけそうですね。恐らくは、「できるけれどやんない」なのでしょう。
ちなみに、相談と職人さんの暇を凌ぎに凌ぎ、私のオーダー靴は来年の早い頃、まだ寒い時期には実現しそうです・・・。古い靴を見せまくった職人さんなので、きっと、きっと理解をしてくれている筈・・・!

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