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アメリカンニューシネマにやられる

世の中にどれだけこういった、特異な映画趣味を持つ人がいるかは知れないけれども、恐らくは10%を下回り、5%をも下回ると思われる。
私は学生時代から、アメリカンニューシネマというジャンルの映画が好きでたまらなかった。
アメリカンニューシネマはヘイズコードという、アメリカの映画の規制ルールによって、逆に悲しくなるほど健全な内容に、視聴者舐めんなくたばりやがれ。という思いが燃え広がったジャンルなのであるが・・・。
リアリズム重視、アンチハリウッド。の思想を掲げすぎたせいで、異常なまでにバッドエンド率が高いという、死屍累々の荒野のような映画ジャンルとなってしまった。事実主人公の死亡率も結構高い。
音楽で例えると、80年代にメタルが流行り、その中でも特別御気楽な、ヘアメタルや、産業ロックに対するアンチテーゼのグランジ・オルタナが溢れたのと同じであり、所謂アメカジブーツが流行りすぎて、ドレスな短靴が流行る現在のビンテージ靴界隈と同じである。(我ながらあまりに強引な靴話である)
私もいい加減、そういうジャンルとは距離を置き、もっと健全な映画で、格好いいジェームス・ディーンを見たり、シュワちゃんやセガール、ジャッキーの躍動を楽しんだり、ホラー映画で素直に、うげえ。と言いたくなるような怪物を眺めていたのだけれども。
駄目であった。これを聴いてしまった以上、駄目であった。戻ってしまったのだ。あのときの気持ちに。



真夜中のカーボーイのテーマ。この不要なまでに濃厚な雰囲気。リアリズム過ぎて、ただ落ちて行く若者を見送るような、この、視聴者こそがおくりびと。という有様で、当然主人公は只ならぬ思いをスクリーンにぶちまけるしかない。あああ。これが、これがいいんだ。
真夜中のカーボーイも、田舎から都会へやってきた、冒頭シーンの、カーボーイ姿でニューヨークを歩く様からして、破滅的かつ破局的な流れをすでに匂わせている。
あれ、このBGMどのシーンで流れていたっけ?考えるな。考えれば考えるだけ深みに嵌るぞ!と、私は思った。深みの中で。
今の時代、DVDという再生媒体が異常に安い。特にレンタル落ちなど300円程度で名画が買えてしまう。新品だって一枚1000円だぜ?という乗りで、ついつい最近はDVDを矢鱈と買ってしまっている。いくら買っても足りない。最近では、靴と同じく部屋という有限のスペースをじりじり圧迫してくれている。

本日は狼達の午後を見た。三分の二で止める。どうなるかはかつて見ているため知っていて、しかしこの気になる感じ。一体あのときのシーンを今見たら、どんな気持ちになるのだろう?
あの冴え渡るやるせなさは、ノスタルジーでは片付けられぬ、もっと真新しいものであります。
ある意味、この辺のジャンルにこそ、人が一人、精一杯で突き抜けようをする衝動や若さがあって、とても高密度に固まった魅力があるのだと私は思うのです。

皆さん映画は見てますか?私は見ています。その3倍くらいのペースでDVD買っているけれども。
追記。
酔って書いた内容なので、なんだか伝わらない内容になってしまっている。申し訳ないです。
言葉は整理することの大切さを本で読んだばかりなのに・・・。
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コメント

No title

こんばんは。

私は映画のジャンルは統一感がなくめちゃくちゃです(笑)。
でも、大学時代にあえて昔の映画を好んでみたことがありました。
歴史好きなので、セシル・B・デミルの「十戒」とか、「ベン・ハー」とか、ハリウッドのスペクタクル大作が好きでした。
自分の古いもの好きはこのころにすでに頭をもたげてきていたんですね(笑)。

アメリカンニューシネマでしたら「明日に向かって撃て!」が大好きでした。ポールニューマン好きだから見たんですけど、今でも好きな映画ですね。
ニューマンなら「スティング」も大好きです。

最近は日本映画が好きになってきています。
「清須会議」が面白くて・・・・
それからブログにも書きましたが、「箱入り息子の恋」が最近のお気に入りです。
この映画のヒロインの「夏帆」さんが年甲斐もなく気に入ってます。

No title

>なおけんたさん
映画の記事にコメントをいただけるのは嬉しいです。
もしかすると靴記事よりも嬉しいかもしれません(笑)
「明日に向かって撃て!」は丁度、「狼達の午後」のひとつ前に見ていました!ポールニューマン扮するブッチが後半、「実は人を撃ったことがないんだ」という台詞が、暴力的なのにほっこりするいい場面で、良いキャラクターでしたね。その前は「大脱走」を見ていましたが、学生の頃から古い映画の雰囲気が私は凄く好きです。

「箱入り息子の恋」は評価が高いようですね。いずれ見てみたいところです。
邦画も気になるのですが、何分邦画は外れ率があまりにも高いので、何処から手をつけていいのか解らず・・・。
とりあえず私の好きな、沢田研二と松田優作から広げていこう・・・。と思いきや、沢田研二は映画にほとんど出てない!とりあえず今度復刻される「ときめきに死す」は抑えたいです。あとは松田優作から少しづつ広げるといったところでしょうか。
しかし邦画はDVDの値段が・・・。悩みどころが非常に多いです。

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