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気分の80年代

先日同窓会があり、参加したところ、久々、というわけでは別にないが、しかしそういえば最近顔を合わせていなかったよね。という友達と遭遇。
髪を切る職業に就いているということもあり、髪も髭も好き勝手に伸びている。そういえば彼は、アル・パチーノ好きだった。とふと思い、「今はセルピコに似ているね」と言ったところ、なんと彼はセルピコを観ていなかったのです。
それはいい、そこまでは別に問題ないのだけれども、「観なよ」と言ったところ、「じゃあ観るからDVDくれ。どうせ持ってるんでしょ?」という、恐ろしい言葉が飛び出してきました。
いや、恐ろしいのは言葉ばかりではありません。こう、友人の扱いというものを心得ているようで、私が彼に勧めたいという気持ちなどを、完全に利用した形で話を持っていかれました。
代わりに散髪永久無料権を得ました。プラスマイナスは、完全にプラスですが、なんか上手くやられてしまい、納得がいかないような気もするという形に終わりました、型ァ、ブログ記事スタート!

映画の話なのですが・・・。
具体的に、これ。というのではなく、イメージのお話。
私は最も好きな映画の時代はいつ頃か?と問われれば、70年代と答えます。
あの荒い画質、ひねた気質、やるせない雰囲気、リアリティ至上主義の悪夢のような脚本、でも案外娯楽も面白い。という時代で、私の最も好きな映画は、大体この時代の映画です。
が、しかし、この時代の映画ばかり観ていると、なんというか、脳がもたれます。疲労でぐるぐるするのです。そうなると、時折もうちょっと素直な映画を求めます。

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そこで、私の気分転換映画。それは、80~90年代前半!
ニッチなお話(今更なのは承知)ですが、私はこの時代の映画の、あの怪しい雰囲気が好きです。
おそらく映画の技術力が大きく向上し、なおかつ素人同然の犬っころが低予算で映画を撮る。なんてことが減り、あらゆる面でクオリティは大きく上がっています。
しかし私の興味はそこではありません。そこも、気分を整えずとも、崩して気楽に観れるポイントではあるのですが。
好みのポイントは、街の雰囲気です。

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この時代のアメリカ映画は、中流階級、の、一歩下の人を表現することが多く、それはニューヨークなどの乱雑とした(ここ重要)街に住む、極めて怪しく胡散臭い存在として、抜群でした。
バカ高いビル、そのせいで光が遮られ、落書きだらけのなんだか薄暗いところで、労働者ともチンピラともつかぬ連中がぶらぶらしている。それを地下からのスチームが、霧のように覆っている。そんな光景が、張りぼてのような美しい道の一歩向こうに存在する。そして大体チンピラは変な格好をしている!
この胡散臭さ。これは私にとって、アメリカのイメージそのもので、ずっとこういう国だとばかり思っていました。

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広いんだか、高いんだか、狭いんだか。明るくもあるし暗くもある。
豊かに見える反面、かなり厳しい時期だった。というのが見て取れる、あの怪しさ。
作家の中島らもが著書で述べていた、どんな街にも胡散臭い連中が作る薄暗く変な場所がある。というのを、はっきりした形で見せてくれていました。

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今の整った町並みには無い、胡散臭さ。あれこそが、負、ではあるものの、紛れもない文化だったと私は思います。そういうのを悉く排除したからつまらなくなったものはあると思います。

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その辺どうなるんでしょうね?トランプさんが当選しました。あの人は「バックトゥーザフューチャー」のビフのモデルで、ビフは2でマッドマックス状態になった街を牛耳るという姿がありましたが。傍から見ている分には面白いですけれどね・・・。

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というのを、「天使にラブソングを」を観て思いました。面白いですよね。2も観たい。
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コメント

No title

私は人に語れるほど映画は見ていませんが、80年代~90年前半というと中学生くらいまでの年代にあたり、記憶に残っている作品がいろいろあります。グーニーズとか大好きで何度も見ました。シンディ・ローパーの主題歌はスマホにも入ってます笑。エディ・マーフィーの出てる映画もいろいろ見ましたねえ。星の王子様とかビバリーヒルズとか。日本語吹き替えの声優さんも、いま思えばいい味出してました。なんか、この頃の映画はすごくワクワクする気持ちで見ていたように思います。単純に、自分が幼かったこともあると思うんですが。。

No title

>kuromameさん
私もその辺りはノスタルジーの時代に入っているため、特別な魅力を感じます。
金曜ロードショーや木曜洋画劇場でその辺は大体見覚えがありますね。今はさっぱり。地上波で映画ちゃんとやってくれ・・・。
実際この辺の時代は、人をわくわくさせる雰囲気に全力をかけていると思います。70s90sはアート気質過ぎる(好きだけれど!)。00sはわくわくさせようとしていますが、漫画的な路線を強めているため、特に日本人は、「じゃあわざわざ映画観ないよ」という印象を持っていると私は思います。
中国辺りも、真剣にカンフー映画を・・・撮ってくれないでしょうね。日本だってもう真面目な時代劇やらないですし・・・。

No title

ジャッキー、ユン・ピョウ、サモハンあたりですね。もしくはリー・リンチェイ(ジェット・リーではない)。わかります。友だちのM君が、わからないながらも、「英雄故事」を必死に歌おうとしていたのも、今では良い思い出です。

https://www.youtube.com/watch?v=1sDFiw3e0Xg

No title

>kuromameさん
強敵にジャッキーがやられ、しかし殺されるわけでもなく痛めつけられて開放。その後涙を流しながら師匠の下で修行し、相手を見返す!
前時代的な流れですが、たまに観るとたまらない!
今の時代中国映画の、わけのわからない雰囲気より遥かに好きです。
「英雄故事」も、笑えながら耳に残るのは、実際音楽として優れているからなんでしょうね。
ところで、ジェット・リーが今病気でまともに動けないという話を聞いたばかりなのですが・・・き、聞きたくなかった・・・。
いつまでもヒーローは無敵でいてほしい・・・。

No title

80年代の香港映画はもの凄く魅力的な作品が多いですよね。特に男たちの挽歌シリーズのチョウ ユンファがカッコ良すぎて毎年七夕の短冊に”チョウ ユンファになりたい”って書いてたのは良い思い出です(笑)

>DicexDiceさん
その辺りはまだ手を出してません・・・。DVDだとモノによって翻訳にハードボイルド感0という、恐るべき難があるとかで、どれに手を出せばいいのか迷っていたところです。
私は太陽を盗んだ男の沢田研二になりたいです。髪、伸ばしたい。
そういう男映画!を日本でも誰かやってくれませんかね。
ハードボイルドは日本の得意技じゃなかったのか・・・。

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