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前見て観ろ!

足元を見るという言葉はまったくもって嫌な言葉であります。自分を有利に運ぶ材料となるとしたって、相手の足元ばかりを見ていれば、いずれ自らの足元を掬われることとなるでしょう。それが道理というものでありまして、ナメてっとテメーの足にローくらわせんぞ、ロー。と、いずれ因果が周り巡ってくるでしょう。それにはあまりに人を不快にさせるものがあります。
そういった道理は映画においても全く同じ事が通るものであります。例えば、あなたが例え、ビンテージの靴に対し、偏愛的な感情を抱いているとします。怪しいビンテージ靴のオークションであろうと、Buy It Nowを押しちゃうシューズ博徒であったとします。
映画の舞台背景が50年代だし、良い靴履いてんじゃないかなー?
ぬかしやがれ。ナメてっと楽しみきれないぞ。というか良いシーン見逃すぞ、バカ野郎!
私は言いたい。ちゃんと映画観やがれ!テメーの態度は映画に対する冒涜だーッ!と!


最近観た、足元を観てしまった映画!テメー猛省しろよ。と私は言う。自分に。御免なさい。
でも申し開きをさせて頂きたい。映画なんかが切欠で、ほしくなっちゃうものってあるでしょう!?ピーコートは「さらば冬のかもめ」なしで手にすることは決してなかった。ブルースエードシューズだって、エルヴィス・プレスリー(オリジナルはカール・パーキンスだけれど・・・)の楽曲でほしくなっちゃった人だっているじゃあないですか。新たな目標を得るのに役立つことだってあるんです!憧れがなかったらビン靴なんて手にしないでしょう。許して僕よ。後生ですから。

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「グリニッジヴィレッジの青春」
いわゆるアート系のアホ達の青春映画。
舞台は50年代のアメリカ、アートの街であるグリニッジヴィレッジ。最初から最後まで煮えきらぬアホ達が、何をするでもなく右往左往する映画。
アメリカンニューシネマ系というから、破滅に向かって行くであろう展開が待ち受けているのでは?と、結構警戒(期待)して観ていましたが、予想は大きく外れ、主人公は案外上手くやる。しかし青春の苦味も備わる、喉越しの悪いビールのようですが、でも、案外好きかも。そんな映画でした。
足元においては得るものナシ。映りが悪いのと、この時代は案外小道具が雑。明らかにビブラム(的なソール)張りの短靴なら確認できました。
余談ですが、怪しい本屋、ヴィレッジバンガードの元ネタはこの街。

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「スタンド・バイ・ミー」
先日も書いた映画。
こっちも何気に50年代なんです。
しかしこちらも得るものナシ。だってメインは子供だし・・・。
クソ野郎どもの足元もハッキリせず。でもブーツだったような気がしました。

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「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
以前ここで書いた映画。おそらく人生で何度も観る事になるであろう傑作です。
1900年代前後、石油発掘に苦労し、沢山のものを失い、そして得たものは・・・こんなものなのか?という映画です。
やっていることは石油発掘な仕事ムービーで、大金を得るアメリカンドリームな主人公が着地点。のはずなのですが、その圧倒的徒労感。むしろ本当のメインは、クソ石油屋の主人公と事あるごとに対立するクソ宗教家との憎み合いではないだろうかという内容で、圧倒的な壮大さの反面、ラストの小規模っぷりが悲しくも笑える。
或いはこの映画、主人公ダニエルが人生を張った、一発ギャグなのでは!?
そうとすら思える馬鹿馬鹿しさがたまりません。

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正直私もほしい。

そして実際この映画、後半の主人公のセリフがTシャツになるほどウケたそうです。
私もこのシーン、だぁい好き!長い映画ですが、このシャツのシーンのためだけでも一見の価値アリです。

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ちなみに肝心の靴は・・・おそらくかなり気合を入れて造られた映画なのでそうけれども・・・観入っちゃって序盤ちょと見た程度でした。しかも大体ブーツ。そりゃそうか、映画の表は労働を描いているのだし・・・。

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むしろスーツなどを観たい方にオススメです。私はこの時代のスーツこそ最も格好良いと思うので、そういう意味でも確かな価値のある映画でした。
紛れもない傑作です。一度是非どうぞ。小難しい映画ですが、観入ります。あっという間に。
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