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逆襲してくれ、ステイシー。

夏が近くなってきやがりました。暑くて暑くて、やってらんねーファッキュー。でも、革靴の履き甲斐はありますね!なんていったって冬は雪により絶対に履けない地域に住んでいるので、夏でもウレシー。あっ、勿論全国の皆様も年中履いてらっしゃるんですよね!知ってますよ。

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あの素晴らしい靴をもう一度シリーズ。今回は私がひっそり愛好するステイシーアダムス。
ビン靴愛好家の方々にとって、特別なのはフローシャイムかと思います。しかし偏愛的に、これ!というところは?と問われれば、千差万別。ビン靴界において、軽んじられがちな傾向にあるデクスターがたまらない方もいらっしゃるのではないでしょうか。(実際最近ハードルが上がりすぎているだけで全然いい靴だと私は思います)そんな偏愛の世界で語るならば、私は断然ここなのです。同じく軽んじられがちな会社、ステイシーアダムス!

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ステイシーアダムス、デイトン。60sの品かと思われます。
モデル名は現行のものとまったく同じでして、デザインも(あんまり)変らない。つまりこいつ、半世紀以上に渡って、ずーっと作られているという、気の遠くなるようなモデルなのです。10年くらい前までのフローシャイムとここくらいではないでしょうか、そんな酔狂な真似をしているのは。

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Aワイズなのでかなり細く見えるのですが、案外ステイシーのAは太いのです。

デザインは細かいステッチに、白い出し縫い。そこへさらに続く、ヒジョーに繊細なスムースと、かなりでこぼこのグレインによる、ツープラトン技の炸裂!こ、こいつは!!

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珍しい2世マッスルドッキング。

マッ、マッスルドッキング!!
こ、こんなことが!!
物理的に可能なのか・・・!!
なんて、如何にもステイシーらしい意表を突いたデザインです。
しかしシボ革が非常に良質なため、以外とサマになっているんですよね。この組み合わせ。他所見かけないのが不思議なくらいに綺麗な組み合わせになっております。

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ところでステイシーはシューズ博徒っぷりが大きく試されるところかと思います。
というのは、黒タグでも駄目なものは駄目。しかし、白タグでも良いものは良い。こいつ、白タグなんですよね。
どうも、60s~70s前半に移行期があり、フローシャイムでいうところの、筆記体ロゴのように、正確な判別がしづらい、はっきりしない時期があるからです。
しかも70sに入ってからというもの、悲しいくらいにクオリティが落ちているものの、黒タグの時期がある。更にどれだけ落ちぶれようが、外見的には60sまでのものの、雰囲気を保っているという、厄介極まるメーカーだからです。
これを写真で判別するのは、ギャンブル要素がもの凄く高いので、危険極まる会社といえるでしょう。実のところタグ以外で判別ポイントがあるのですが、そこは写してくれない出品者が多いんですよね・・・。

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おそらく60sの広告。

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現行品。
現行は型押しとスムースのツープラトン技にもかかわらず、100ドルというのだから、察して知るべきなのでしょう・・・。というか、本当に革を使用しているのか?今はまずそこからという恐ろしい会社になっていまして・・・。
しかし現在においても、同じものを作り続ける。完全な酔狂的会社ではありますが、半端な最近っぽい靴を作っているところより全然好きです。
勿論現行のクオリティの低さは重々知っておりますが、作り手にはっきりと意欲にプライドがないとやってられないでしょう。背景にある、黒人からの評判の高さや、今、だけではなく、革靴隆盛の時代においても、ひたすら我が道を貫いていて、ヘンな靴ばっか作っていた、珍会社。この姿勢。私は大好きです。
どうでしょう。ステイシーさん。142周年モデル出しちゃくれませんか?解っているものを作ることはまだやっているんだし、クオリティを上げて350ドルくらいで・・・。
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コメント

No title

スニゲーターさんといえばステイシーという気がします。
ここは独自の路線をひた走っていて潔さすら感じますね(^^)
ただ旧靴を探すとなると非常にハードルの高いメーカーなのが困ります^_^;

No title

ステイシーまだ持ってないんですけど、ステイシー風を狙ってオーダーしたら、全く別物になったことがあります。芋のような私の足に忠実に作ると、デブなステイシーにならざるを得ないんですね(笑)。
でもマイサイズはなかなかないんです。
もちろん古い時代の個体狙いですが、「黒タグだけ注意しとけばいい」じゃダメなんですね。
白タグでもいいものがあるとは。
うーん、ますますいい個体を見つけるのが難しくなってきました。

昨夜、ステイシーをメインでebay探索して寝不足です(^-^;

他のメーカーなら布タグが付いていればなかなかのクオリティなのでしょうけど、ステイシーには当てはまらないんですねえ。

渋いステイシー履いて渋いカントリーブルースを弾きたい~
靴も技量も両方ないですけど(^^;)

No title

>tomojin329さん
そうです、私といえばステイシーなのです!
と、いえるほど持っちゃいないのが悲しい現実。なんらかんらで見つからないんですよ・・・。あと見つけてもサイズが・・・。
案外Uチップなんかも凄く格好良いのを出していたところなので、是非また拾いたいところです。

No title

>なおけんたさん
白タグステイシーもよくみると結構ぼってりしていまして・・・。
見た目はスリムなんですが、案外太いで正解だったりします(笑)
むしろ「ハシモト」さんのコードバンが黒タグ時代のステイシーに近い感じかと。

どうも70sに黒タグだけれど微妙なものが紛れていたようで・・・。
でもその辺はオーラで解ります。やっぱり、基本の流れを汲むステイシーって独自のオーラがあります。例え落ちぶれようとも・・・。

No title

>Ironさん
布タグであることの拘り。という、発掘組みからすると、ありがたいような迷惑なような、不思議な靴です(笑)
ステイシーアダムス!リゾネーターギター!バーボン!完璧ですね。ついでにジャズスーツで3ピース揃えたいところです。
惜しむらくはリゾネーターは指が痛すぎて弾けないことと、バーボンは一口しか呑めないところでしょうか・・・。
そしてジャズスーツはパターンオーダーじゃムリなデザインなので、フルオーダーで20万円!企んだことがあるので解りますが、あまりにも無謀な戦いなのです。

現行品について

初めまして。いつも、楽しませていただいています。
最後に掲載されている、クロコの型押しのものですが、e-beyでデッドストックで、20ドルで出品されていたので、つい落札してしまいました。
雰囲気は、そんなにわるくなかったのですが、人工皮革で、履いた1日目にボールポイントのあたりが裂けました(笑)。なぜか、グッドイヤーとはかいてありましたね。プライドなのでしょうか。
なので、粗悪品とまではいかないまでも、使い捨てですね。以上、残念情報でした。

No title

>しんのすけさん
はじめまして。一撃でしたか・・・それは泣けますね。
そしてやはり合皮なんですね。どうりで価格です。もっといいものを出してくれてもいいと思うのですが・・・70年代からはどうしてしまったのでしょうね。
残念。といったところです。格好良いものに違いないだけに。

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