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降り立った謎の皇帝。

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その者黒き衣を纏いて、羽根の野に降り立つべし・・・。
きたっ、奴の名は・・・フローシャイムインペリアル!!

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皇帝。コードバン以来です。またもや屈してしまいました。
しかし今回は、なんとショートウイング、内羽根、さらにはスムースレザーという、珍しいタイプ。いや、80sだとたまにあるんですけれどね。没落皇帝ですが。
今回はそんな没落以前の、高貴たる皇帝シューズ。名は、THE BRADLEY。
一見普通のウイングチップに見えますが、流石は皇帝。細部で違いを見せ付ける。

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特徴はなんといってもこの羽根の野。
きましたねぇ、羽根の谷といい、何故か私のウイングチップネタの出所はナウシカです。
このネタ思いついたとき、これだぁ!と意気込んだのですが、記事書いている最中に、あっ羽根の谷もナウシカじゃん、かぶった!と後悔がありました。でもいいや、羽根の野ったら羽根の野なのです。吐き口がウイングで覆われているこのお姿。

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ヒールはこのタイプ。解る方には、今更説明不要ですね。そう、旧ロイヤルと同型なのです。
このヒールは謎が多く、通常ラインでも使われることがあったっぽいですが、間違いないのは、特殊なもの。にしか付かないタイプのようです。

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ステッチは、オールダブルとはなりませんが、異様に細かく、さらに出し縫いも隠されているのが特徴。この辺は説明不要でしょう。英国ではちょくちょく見かけるデザインですが、アメリカでは珍しく、インペリアルではさらに見ないタイプです。

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この靴、インペリアルの中では、かなりの変わり者だと思います。
というのは、インペリアルってどうでしょう、皆様、イメージで生じるものは、大体同じようなもので、マイナーチェンジはあれど、形や造り、質、細部は似ているのではないでしょうか。ウイングもプレーンも、デザインは違えど、なんだか雰囲気は似ています。
少なくとも、他の靴と比べ、漂う大物感は別物でしょうが、どれも似た大物感があり、案外飽きてしまう方も多かったのではないでしょうか。ただしその懐の深さに。インペリアルから始まりインペリアルに戻る羽目になるのですが・・・。
こいつは一見普通なれど、細部が通常とは全然違う。この靴を作った職人だけが、フローシャイムという当時大会社であった頃、「けっ、俺はてめーらみたく同じものは作らないぜ!」などと、孤立無援の道を選び、反旗を翻すように、当たり前、を拒絶したのでしょうか。
結構謎の多いこの靴。次回に続きます。
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コメント

なんと、Bradleyにブラウンがあったんですね!!
例の69年カタログではブラックだけでしたが。

しかし惚れ惚れするショートウィングですねえ。ロイヤル96306といい、フローシャイムはショートウィングでもやってくれますね。

続編楽しみにしてます。

No title

おほう!レアものですな。これ、品番はおいくつなんですか?

実はワイも同じヒールのペアを見つけまして、まさに特殊モノなのでござんす。えきぞちっくれざあ、というヤツですね。このヒール、ドレス寄りのペアに使われてるみたいですね。

No title

>Ironさん
ギャース!次回の記事で触れようとしたところが入っております。
皇帝=70s的な、もっというと現代的なデザインが多いようで、案外出してた変化球ですね。
こいつを見つけたときに、売っている側は、80sに近い、デザイン崩れてきた頃のインペリアルと思ったんじゃないかと思います。なので安かったです。しかし全然そんなことございません。むしろ・・・。
次回、にご期待!!

No title

>クロマメさん
ギャース!次回の記事で触れようとしたところが入っております。
一見普通の茶ウイングに見えますが、軽く調べてみてびっくり、おそらくかなりのレア品です。
そしてこいつはドレス向けなのですね。いわれてみれば確かにそういうタイプについているような気がしてきます。
しかしえきぞちっくとな、貴公も良いものを見つけておられますのう。
一度出品者がえきぞちっくたるしゃーく革を知らずにいーべいで出しておられたが、お奉行が恐ろしく、躊躇してしまい、気が付けば売れてしまわれて候。
拙者、なさけなくて涙。割腹。

No title

これはいいですねえ。
Kenmoor を見慣れた人間の目にはすごく繊細に映ります。
英国靴のような佇まいですね。
ウエルト側の出し縫い糸をウエルトに埋め込む技はまさに英国的。
そして私の大好きなトップリフト。
もうこれだけでも堪りません。
このヒールになかなか出会えないのは、数が少ないのもありますが、耐久性もイマイチだったのかも。交換されている個体が多いですし、耐久性がないから使われなくなったのかもしれません。あくまで推測ですけどね〜。
しかし、まだこんないいものが残ってるんですね。
希望が湧いてきました。

No title

>なおけんたさん
確かにいわれていれば英国風ですね。米国風ならもっとステッチ数が多いでしょうし。
ヒールは硬化の気配はまだありませんが、気になってしまうところです。
実戦投入がまだなのですが、崩れたらどうしよう・・・。
似たようなヒールを現行フローシャイムが持っているので、交換してくれませんかねぇ・・・。
こいつはヤフオクに4桁即決で漂っていました。おそらく売っている側は、デザインの崩れた後期のものと軽んじたのでしょう。
しかし実際は・・・次回に続く!

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