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謎の茶色い妹シューズ。

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謎のインペリアル、「THE BRADLEY」
そもそもこいつ、一体なにが謎なのか?ただの茶ウイングじゃん。で片付く問題と思いきや、そうでもない。そこは流石はビン靴界ブログの猛者達です。コメント欄でもったいぶっていた謎を書きまくってくれました。ありがとうございます!チキショー!

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そう、このデザインの靴、カタログで色は本来黒だけの筈なんです。なのに茶。あっれー?
さらに番号は、98307。これもおかしく、「THE BRADLEY」は92315なので、こいつ、カタログ品とはまた違ったタイプなのです。

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イレギュラー品か?最終的にその謎のはっきりした答えは、残念ながら今のところ特定不能ですが、この靴を細かく見てゆくと、あれ、こいつ結構古いぞ・・・。間違いありません。こいつ、60s。さらにC番なので、62年品です。
インペリアルは57年から(でしたっけ?)の出現なので、結構初期のインペリアルということになります。事実造りこみは勿論のこと、革質もかなり良く、綺麗なスムースながら、「VARSITY」よりも、さらに堅剛なのが解ります。
つまりは、カタログは7年も後のものなので、アテになりきれないという結論に到りました。

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さらにコメント欄で書き込まれた、なおけんたさんのコメントで、この靴に対し、ずっと抱いていた違和感がようやく発覚。
デザインそのものそっくりだが、番号など細かな違いがある。どちらかというと英国式をイメージして作られている。

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そういえば頑なに2・2ステッチにこだわるフローシャイムのウイングが、2・1に抑えられていたり、ウェルトが隠れていたり、履き口が羽根の野ながらも、その奥にある部分は、しっかりと織り込まれていたりする。これ、もしや「THE CROWN」に近いデザイン、あるいは姉妹品なのではないだろうか?(今回の場合、カタログとビミョーに違うというところも含めて)
完全な空想です。それを前提に読んでいただきたいのですが、60sのフローシャイムは、英国に憧れている感じが致します。ビートルズやストーンズ(ザ・フーとキンクスも)が評価されたのと同様。当時の靴界全体が、それまであった国内の、アメリカらしさでオッケー。マッチョサイコー。たまにガリガリな奴もいるけどな。という考えから、迷いの時期であり、その後の方向性を決定付けた時代だと思うのです。先に名前を出した、「VARSITY」なども正にそれ。スムースで綺麗な革に、インペリアルとはまた違う、スマートなデザインでして、巻き上げなど、明らかに上品さ、繊細さを意識したものかと思われます。
英国式に進むべきか?米国式に留まるべきか?思えば「STRATFORD」もそんな悩みが見えてくる靴です。(英国に似たデザインあるしね)
「KENMOOR」のロイヤルが「CONCORD」であるなら、「BRADLEY」のロイヤルは「CROWN」なんじゃないかなー。と思う次第です。
ただこの両姉妹、あきらかにロイヤルの方が、社の方針上、気品漂う雰囲気を出そうとしているためか、「KENMOOR」は元々米国的な野暮ったい面が魅力であるので、それほど気にならない反面、「BRADLEY」は、英国的淑女としては、まだまだ幼い妹、という感じ。

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相変わらずジブリネタで例えると、「となりのトトロ」に出てくる、メイに似た野暮ったさがある気がします。何せ茶なので、黒の「CROWN」と比べると、その時点で野暮ったさは否めない。しかし、是非一度並べてみたいなぁ。と思う靴だったりします。
例えば「CROWN」と、「BRADLEY」だと、トゥのウイングと、レース部分の長さ、いわば、全体像として見る、スタイルに関わる部分が違ったりします。そこがロイヤルの差、なのでしょう・・・。




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おまけ、キャット様。私の衣類や本の上で寝るのは止めて下さい・・・。
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コメント

No title

このカタログ、非常に参考になる資料なのですが、できれば50年代中盤~60年代中盤くらいまでのカタログがあると良いですね。でも、あったとして公開されてしまうと、さらに相場変動がありそうで恐い気もします(´Д`)

ワニさん家のキャット様は、夏のわりにモフモフしとりますのう。。うちの実家のニャンたちはごっそり抜けて、細まっておりました。床中にネコの毛が飛んでいるので、ゆっくりするつもりが、ゴロゴロかけまくりの日々でした。ニャンともかんとも・・・。

No title

インペリアルのブラウンだったら型番の始め2桁は93かなと思ってたんですけど違うんですね。
型番93307とかだったら黒BRADLEYが92315なんで辻褄合いそうですけど。
この茶ショートの出自は気になりますが、なにはともあれ惚れ惚れする靴なのは間違いありません。
羨ましい~(*´Д`)

キャット様!!可愛いんですけどねえ、離れてみる分には、、、嫌いじゃないんですよ、寧ろ好きなんですけど、、、
私、猫アレルギーでして、幼少の頃は猫に触らなくても猫を飼っている家にお邪魔しただけで蕁麻疹が出てました。大人になるにつれて蕁麻疹は出なくなりましたけど、今も猫を触るとクシャミが止まりません(^-^;

No title

>クロマメさん
その辺のカタログが出ると、高騰も恐ろしいですが、同時に発掘の楽しみが減っちゃいますね。
たまに、ギャハハ、なに考えてこんなデザインにしたんだ。というものが出てくる辺りなので。
いや、興味はありますけれどね・・・。ミッドセンチュリーのカタログ。余程奇怪なデザインが並んでいることでしょう・・・。

抜け毛は恐ろしいですよ・・・。キャット様のお起きになられた後の、私の服や本が、毛まみれになって、非常に切ない思いをします。
洗濯じゃ落ちきらないので、コロコロを使わねば悲しいことに。でもキャット様は脱ぎ捨てた服の上を狙うんですよねぇ・・・

No title

>Ironさん
ナンバーはやはり解析し切るのはもう不可能でしょうね・・・。本家だって、「知らんがな」でしょうし。
しかし流石は60s初期インペリアル。ステッチが凄まじく細かく、フローシャイム式の、ジョンマー靴といった感じです。

このキャット様、可愛らしく見えて、その実案外凶暴です。
結構威嚇されます。でも撫でてほしいときは向こうからやってきます。でも時々噛み付きます。

No title

Frank Brothersのショートウイングを買ったばかりなのに、ものすごく欲しいですこのフローシャイム笑。

No title

>まるすけさん
Frank Brothersもいいですね。
ステッチの細かさはJ&M製FBとこいつ、どっこいくらいかと思います。どちらも英国を意識してでしょう、もの凄く細かい。
夕方前に撮った写真なので、上手く撮れていませんが、磨けば光る、いい革です。こういうのがぽんと現れるからビン靴発掘はたまりませんね。

No title

大物ゲット以来自粛中で見過ごしているうちにこんなのが流れていたとわ…
やっぱりこういうの見ちゃうとすぐに自粛解禁に走っちゃうから目の毒ですね(笑)

No title

>kojinandayoさん
自粛は大切です。自分をもっとコントロールしなくては・・・。と、私も自らに言い聞かせているのですけれど・・・・・・。
しかしこいつ、サイズが微妙にでかくて、放出検討中です。
あれ、これはkojinandayoさんのサイズでは・・・?

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