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サンはUチップ

皆さんはサンハウスをご存知でしょうか?
九州博多めんたいロックの鮎川さんではなく、その元ネタ。戦前デルタブルースのサンハウスです。



あ、熱いブルース!血が滾っている強烈なギター一本語り引き!見ての通りエレアコですらありません。
この、古い映像なのにも関わらず、明らかに既に爺さんのこのお方、戦前、30年代が全盛期とされている、ブルースの始祖勢の大物です。当然古い黒人ミュージシャンなのでそんな大した評価はされていない人ですが・・・。
肩書きは大したものでありまして、かのロバートジョンソンの師匠にあたる人で、ストーンズの憧れるマディーウォーターズやチャックベリーの憧れる人という大変なお方だったりします。

実際ロックもファンクもラップもレゲエも、ルーツを辿って行けばこの人にぶち当たるというくらいの影響がある人で、現代音楽を語る上では決して外せない人なのです。

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楽しそうなサンに比べてマディーの強張った顔。ストーンズと競演したときとはまるで逆です。マディーも緊張した事でしょう(笑)

ところでこの人、どういうわけか、写真ではUチップが多いのです。

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いやあ、これはロック好き、ブルース好きを自称している私が合わせぬわけにはいかないでしょう!などと勝手に思い、急いで買って誰に気づかれる事もなく真似しています。
誰にも打ち明けていません。だって誰も一切触れてくれないのだもの・・・。そんな悲しいエピソードの詰まった靴が今回のメインです。

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FLORSHEIMの50年代後半。Arch Prop。なにを詰めたのかは解りませんが、非常に柔らかく歩きやすい。

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これは・・・現代に通用するんじゃないか?と思えるクオリティ。こういうものは昔から多く、WEYENBERGなんかのMASSAGICが有名ですが、あちらよりも性能は圧倒的に上かと。
足と靴の間に、柔らかい空間が存在していて、硬い革靴で歩くときの、力むような緊張感が解け、スニーカーのような履き心地です。大袈裟ではなく。

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シューズキーパーを入れなかったため、写真ではベコベコ。なんとも不細工な奴だ。と思われるかもしれませんが、彼は写真写りが悪いタイプなだけで、非常に別嬪さんです。黒くつやつやと美しい表面は、軽く磨くだけで応えてくれます。
誰も気付かぬ悲しいサンの真似ですが、この靴のクオリティが全てを優しく慰めてくれます。ああ、買って良かった。

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コメント

No title

古靴にはこういう「U」のラインが大ぶりなデザインが結構たくさん見られますよね。サンハウスさんのもそうですね。
今ではあまり見られないUチップですね。

フローシャイムもこういうアーチサポート系の靴を出していたんですね。
懐の深いメイカーです。

No title

ARCH PROP、私も好きです。
これ履き心地、おっしゃるようにウェインバーグより上でしょう。たぶんこれもウィズがC/Dのように1段ズレだと思います。中敷のロゴデザインは2種類確認しています。

No title

>なおけんたさん
60年台特有の大きいUのタイプ。是非ほしいのですが、高い、サイズ合わない、状態が微妙。などと、悉く縁がありません。
特に焼き込みというタイプの縫いがなされているものがほしいのですが、縁が・・・。

フローシャイムは何でも出している。そんな投げやりな考えで大体成立するかと(笑)
実際引き出しの幅が凄いですね。

No title

>europeanblendさん
中敷きロゴは二種類ありますね。あとたしかロイヤルに使われていた半ゴムヒールのタイプもあって、もしや高級ラインだったのでしょうか?
形に支障なくこの履き心地なら納得です。

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