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捨てられないシューズ達。

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生きていて、因果なこったと思う瞬間はいくつもあって、例えば仕事というものは、強制されてやっていることだから、因果よのぅ、これって。と、思うことがよくあるものだ。特異な趣味や好みもそれによく該当し、普通であれば当然のように避けられることに、真正面から激突せねばならない。
シューズ博徒の生き様とは、なにが因果って、そりゃあ靴を処分しなければならないという事実にぶち当たった瞬間にある。
不要、および古くなり消耗した靴は処分しなければならない。このブログをご覧になっている方々にとっては、なぜ?と思うかもしれないが、恐ろしいことに世間一般的にこれは当然の話であって、あなたの隣に住む山田さんだって、向かいの工藤さんだってこれを当たり前のようにこなしており、実行しない人間は異常者、ないし常識からずれた人間として扱われるという、驚愕の事実が存在する。
そんなまさか…と、私は都市伝説とばかり思っていたのですが、この悲しい消費文化はどうも事実らしい。尚、この不可思議なルールはジーパンなどにも適用されるため、当たり前のように穴の空いた、ボロボロの青い布切れを脚に巻いている人は、クレイジーと疑われて道を曲がる度に職務質問を受けたりする可能性もあるため気を付けた方がいいのです。

靴、処分しなきゃ。
私のとても苦手な行為である。シューズ博徒に生まれてしまったが故の悲劇であって、私はなんと常人の何倍も靴を処分しなければならないという、呪われた因果を背負っているのだ。
心が痛む。まして捨てなければならないと思ってしまった瞬間、文化に唾吐く行為にすら思える。伝統が失われる。私の手で。思うと手が動かない。
売るとしても作業が進まず、手が鈍り値段設定だとか考えている内に、「本当に履く術が無いのだろうか?」と思われ、有効活用法にばかり脳が働く。売却を保留する。靴がまた増える。
しかしそうとばかりはいられない。部屋が圧迫され、その身が狭くなり心までもが締め付けられる。処分しなければならない…!でもそうもいかない因果な魂。

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つまりは前回の靴の拡張法に話が戻るのですが…。
ずっとさじを投げていたこのシューズ、いや、嘘だ。諦めきれず未練がましく持っていたシューズ。やっぱ履けるかも…と、奮闘中。上手くいったら儲けものです。
しかし我ながら未練がましい。この靴本当に履けないものか?と、一年温めておりました。本当、私は処分が下手なのです…。
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コメント

No title

気に入って買った靴ですから、
処分するのが心苦しいのはある意味当然ですよね!
と言い訳しつつ履く靴でも積みあがり過ぎを少し自覚しております。
ちょっと処分して新しいのも欲しいなと思ってしまいますね。
コレクターの性でしょうかw

No title

>ki102otuさん
手放すのは身を切るように辛いですね…。
しかしこれで身動きが取れなくなっているというのもまた事実。
いっそ何もかも手放して、一からスタートすれば、また新鮮な気持ちで楽しめるのかも…。なんて思います。無理ですが…!

飾りステッチに生成りの出し縫い、素敵なのに履けないのは悲しいですね(>_<)

私も履けずに処分しなければならない靴が溜まりつつあります(^^;)
そろそろ売却しなきゃと思ってるんですがもたもたしております(笑)

No title

>Ironさん
なんとか履けないかと模索中です…。
しかしこいつデッドなので迂闊に履き下ろせないという、二重の苦しみがあります。さて…どうなるでしょうか…。
そんな感じで苦しんでおりますが、ビン靴は発掘に近い作業で手にしたものなので、手放すのは苦しいですよね…。
私も本当に売却せねばならないのですが…。

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