記事一覧

勝手に上げんな!

最近オールデンの値段、上がりすぎですよね。
馬鹿にすんなよ。庶民じゃ買えないじゃん。そう思うくらいには高いです。
業界になにが起きているのか。そこは計り知れるところではありません。高級靴はバンバン値上がりし、ドクターマーチンに到っては中国に製造を移し、そして値上げ。第一そんな良い物でもないじゃん!
高等数学を目にしたときのような、数字の異様な移り変わりに眩暈すらします。
そういう訳で、私はオールデンを一足も所有しておりません。あれに手を出すのは、今の私の靴に対する価値観と違うのですよね・・・。

bskkt.jpg



ブコウスキーです。文学界における、ビートニクの当事者なんだか他人なんだかよく解らないポジションのお方で、孤立しているビートニクからすら孤立している!という雰囲気、人生に対する投げやりっぷりがたまらず、面白そうだと思ったらこの人の本で、面白そうだと思ったらこの人の映画だった。という体験をしました。前情報は無しに、偶然でした。なんか惹かれたのです。
だからかつて観た映画の原作である、「勝手に生きろ」を読もうと思ったのです。
ですが、どういうことですか。まさかの文庫本700円超え。
何故?文庫本の意味や価値が失われているじゃないか。と憤慨、およびガックリ。とぼとぼ帰りました。

長編の分厚い文庫本なら解るのですが、普通の中編小説で、厚みも普通。これといって豪華な要素はないのですが、ただ値段だけが高い。
あ、あほ臭い・・・。そして恐ろしいことに、これでもまだ安いほうだというから驚きです。「オンザロード」なんて文庫本で1000円。
先述のビートニク作家は大体そうなのですが、誰も彼もやたらと本が高いです。1ページにやたらとでかい文字で5行くらいしか書かれていない本で、一冊2000円!とされていたときは、うんざりしてビートニクから遠ざかりました。
馬鹿にすんなよ、何でも、「どうせ買うんだろ?」という売り方をしやがって。などと気が立ち、本棚の前で野良犬のような目つきをしてきりきりしていました。
ブランド価値がつくと酷いものです。文庫本は安くて気軽だからいいのに、これでは台無しです。貧乏人だろうと精一杯の満足のある世界なのに。
靴だとビンテージ靴の流行の裏には、親しみやすい価格。というものがあるとはっきり思います。
だから今のオールデンや、最近のフローシャイムの高騰には、ケチとはまた違った寂しさが生じます。馬鹿げた値段に振り回されたくなんてない。という拒絶の気持ちもあると思います。明確に搾取があるようでげんなり。あの楽しかった雰囲気は何処かへ行ってしまった・・・。

結局買ったんですけれどね、「勝手に生きろ」
まったくこういう作品が、ビートニクという一部の人絶賛ジャンルだからって、迂闊に手を出す奴がいるから値上がりするのです。
私のことですね。
フローシャイムも一体いくらまで値上がりするのでしょうか・・・?目くじらたてて張り合う奴がいるから悪いのです。適度なところで手打ちすればいいのです。
私のことですね。参ったなあ。
スポンサーサイト

コメント

No title

オールデンの高騰化には私もずっと前から憤慨してます。コードバンの高騰化が叫ばれて久しいですが、カーフモデルも高騰化しているわけで、なんだかおかしい。それでUSEDに走るわけですが、コードバンモデルはUSEDでも高い。これは困りますね。
一方、今「靴のハシモト」で作ってもらってるコードバンモデルは、リーガルのコードバンモデル(これも高騰化)より安いんですけど(笑)。ハンドソーンの注文靴がグッドイヤーの既製品より安いなんて何かがおかしいですね。消費者はメーカーやメディアに弄ばれているような気がします。
ヴィンテージシューズにも高騰化の波が押し寄せていますが、自分なりの価値観に従って、適正価格のものにしか手を出さないようにしています。でもmake offerに惑わされることが多々ありますけどね(笑)。

No title

>なおけんたさん
事実革の価格の高騰自体は相等らしいですね。ですがオールデンはもうおかしいです。
職人さん方も辛いらしいですが、流石に10年程で倍は・・・立場は小さな工房よりも遥かにやりやすい筈なのに・・・・・・。
実際は00年代のオールデンブームで、「なーんだ。まだまだ上げていいんじゃん」という結論に達したのでしょうけれども、そういうものを掲げられると、とても乗り気にはなれません。

ビンテージ靴の値上がりも、宝探し的な楽しみが損なわれてしまっていて、お金積めばいいだけ。となっているような気がして寂しいです。
久々に60sインペリアル一足いっとこうかなー。と思ったら高騰しすぎて裸足で逃げ帰ってきました。
いや、ハードルが上がっただけでより宝探し要素はあるんですけれどね。
ものすごーくハードルが上がっただけで(笑)

No title

オールデンは異常な高騰にもかかわらず、人気ですよね。おそらく複数持ってる人は、現地で買ったりとか、ラコタのセールでゲットしたりしてるのでしょう。インスタ見てると、ウェストンのハントダービーとか持ってる人多くてビビります(^^ゞ あれ30万超ですよ。現地で買っても20万は超えるんじゃないかと。私のクルマ20万ですもん(笑)。
フローシャイムの高騰はやはり年代判別ができるようになった、という面が大きいのでしょうね。アメリカビンテージ靴の王様であることに異論はないけれども、どうも一極集中してる気がします。
ま、逆に売る時も値が付くから悪いことばかりではないんでしょうけど。。。

それにしても最近、富の偏在が明らかですね(笑)。
私は新車をみんなどうやって買ってるのだろう、と。
プリウスでも2、300万するわけですし。。。

No title

>europeanblendさん
一極集中はある意味ありがたいんですけれどね。見方を変えれば他は安いってことですし。
ただし他はまだまだ謎が多いので、こちらも非常に恐ろしいのですが・・・。
しかし宝の山だったフローシャイムの現状は、原住民としては寂しいですね。

富の偏在ははっきり解りますね。あらゆる物の高級路線は大体理解し難く、高級車を乗り回す人、10代もしくは20代前半に見えるのにハーレーを乗り回す若者。買ってもらったのか、あんなもん!?
今の私には決して無理です(笑)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

スニゲーター

Author:スニゲーター
FC2ブログへようこそ!